シドニーで海水浴にお薦めのビーチ Part 1
シドニーは夏真っ盛りと言いたいところですが、40度近くまで上がったと思ったら次の日は20度までしか上がらなかったりと異常気象が続いています。煙の被害が尋常でないことは世界中でニュースとして流れているのでご存知かもしれません。
シドニーの夏と言えばビーチ。という事に異論はないと思います。特に太平洋に面した外海では世界的に有名なサーフスポットが目白押しです。ボンダイビーチ、マンリービーチ、ディーワイビーチ、ブロンテビーチと上がていけばきりがありません。当然サーフスポットなので波は常に大きく、うねりを伴ってビーチに打ち付ける波は強力です。また潮の流れも速く、ライフガードが常に監視をしていても流されたり波にのまれて毎年数人が命を落とすほどです。
言い換えれば、これらの超有名サーフビーチでは日光浴は楽しめても海水浴には向いていないのです。そして日光浴と言ってもビーチパラソルなどの貸し出しはないので、高温のビーチで直射日光を浴びるだけの苦行になりかねません。
ですがシドニーにもちゃんと海水浴を楽しめるビーチもたくさんあるのです。
代表的なところですと、
リトルマンリー (Little Manly)
ワトソンズベイ (Watsons Bay)
ローズベイ (Rose Bay)
バルモラルビーチ (Balmoral Beach)
これらのビーチはシドニー湾の中にありバスやフェリーで気軽にアクセスできます。そして外海と比べて波も穏やかで海水浴と日光浴がバランスよく楽しめます、またどこも水がきれいなので潜ると泳いでいる魚やエイの姿を見ることができます。
先日そのうちの一つバルモラルビーチに行ってきました。市内からもバス一本で40分程度で行くことができて、更衣室や無料のシャワーなども完備しているので水着とタオルさえあれば、思いついたらすぐに行く事のできる超お薦めビーチです。
荒々しさとは無縁の穏やかなビーチは、家族連れやカップルの姿が目立ちます。桟橋の上から飛び込んだり水辺で走り回る子供たちも楽しそうです。水に入ってみると思ったよりも暖かく感じてそのままスイスイと泳げるほど快適でした。潜ると透明度が高くアジの大群に遭遇したり、フグの赤ちゃんが泳いでいるのが良く見えます。外海に面したビーチと違って砂浜自体の幅はそれほど広くないので、歩きにくい焼けた熱い砂の上を長い間歩かなくて良いので助かります。遊歩道から伸びた大木がところどころに良い感じで日陰を作っているので、その下でのんびりと寝そべるのは快適この上なしです。
シャワーを浴びてさっぱりした後は、ちょっと早めのランチタイムです。普段はめったに食べる機会はないのに、なぜかビーチに来ると食べたくなってしまうのがフィッシュアンドチップス (Fish and Chips)なのです。海=シーフードというイメージがあるせいかも知れませんね。別に目の前の海で採れた魚を使っているわけでもないのにイメージの力はすごいものです。
ちょうどビーチの目の前にはオープンになっている感じの良い店を発見しました。シーフードが売りのカフェですが、特にフライヤーがオープンになっていて注文が入ると、ジュージューと軽やかな音を上げ魚を揚げていくのが目に入ります。こうなるともうほかのメニューは目に入りません。迷わずフィッシュアンドチップスを注文です。
サクサク感満載のフィッシュアンドチップスが出来上がりました。まだジューっと音が聞こえるほどの揚がりたてです。中身は白身魚の定番のタイです。ホクホクとした白身は揚げ油の風味のついた衣と一緒に口に入れると火傷するほどですが、タイ独特のシコシコとした食感と旨味が一気に広がってきます。
半分以上魚を食べたところでようやくポテトの存在に気が付きます。完全に忘れ去られたオマケ扱いですが、また違った食感があり一度手を出してしまうと惰性で最後まで食べてしまうのです。
揚げ物だけだとさすがに飽きると思って注文した一品が、炭焼き小タコのマリネサラダです。残念ながら作り置きなので持ち帰り容器に詰め込んだだけなので、ちょっと見た目がイマイチです。あまり期待はしていなかったのですが、香味野菜がたっぷりでオリーブオイルと酢のバランスが絶妙でなかなか癖になる味でした。
聞けばオーナーはギリシャ系なのでギリシャ料理のアイデアを随所に取り入れているようです。
食後は膨らんだお腹を休めるために、ビーチ沿いの遊歩道をゆっくりと散歩です。停泊するヨットを眺めていたらちょうど帰りのバスがやって来たので乗り込みます。
Part2は次に別のビーチに行った時に書いていきたいと思います。(今は未定です)
シドニーで味わう 北京餃子と手打ち麺の名店 そこに一切の妥協なし
シドニーには多くのエスニックタウンが存在していますが、特にその移民の歴史の長い中国人たちによって形成されているチャイナタウンのその存在感は別格です。ここ20年の中で華僑の中でも香港人を中心とする広東系からすっかり中国本土の華僑たちに勢力は移りましたが、そのパワーはいよいよ増すばかりです。
彼らは毎年というか毎月と言っていいくらいの頻度で新しい食のムーブメントを起こしているのです。新しいスタイルのお店が出来てブームになっているかと思えば、数か月後には同じようなお店が出来て半年後にはすっかりブームも下火になって知らない間に閉店。というパターンを何度も目にしてきました。
そんななか、20年以上も何も変わらない名店が存在するのです。
20年前と何も変わらない名店
そんな名店がチャイナタウンの中心にあるMarket Cityというショッピングセンターから歩いて数分の所にある、北方拉麺館(Chinese Noodle Restaurant)なのです。驚いたことに当初から店構え、メニュー、スタイルを一切変えていないにもかかわらず常に大人気のお店なのです。狭苦しい店内はランチタイムやディナータイムには行列ができるほど混雑しますが、改築するなどの工夫は一切見られません。厨房もかなり狭く、手打ち麺を打っている横でフライパンを振るうシェフがいて、大鍋で餃子を茹でているスタッフもみな忙しく動き回っています。もうもうと立ち込める湯気と煙の中、目の前の仕事に真剣に取り組むスタッフたちの姿には感動すら覚えるほどです。
オーナーの願いはただ一つ「自分の信じる味をかたくなに守り続ける」という事に尽きるようです。
始まりはいつもジャージャー麺から
厨房でダン ダンと大きな音を立てて麺を打っている姿を見ながらまずは、看板メニューでもあるジャージャー麺を注文します。太さにバラつきがある手打ち麺を茹でた後冷まして、その上にオリジナルの甘じょっぱい肉味噌をたっぷり乗せてありその横にはたっぷりのきゅうりの千切りが乗っています。辛味は一切なく子供でも喜んで食べられる、味噌の甘みと肉のうまみが濃厚に交じり合った夏にぴったりの一品です。
全部混ぜ合わせて食べるもよし、好みで順番に食べるもよしで自分の好みに合わせて食べると良いです。結構見た目よりもボリュームがあるのでみんなで分けて食べましょう。
手打ちの皮で作るモチモチ餃子
大ぶりの餃子は1オーダーで16個もあります。ボリューム的には日本の餃子チェーンで頼む餃子の3,4人前程度はあるので数人でシェアするのがお薦めです。人数が少ない場合は半分の8個でもオーダーが出来ます。大ぶりですが大味ではなく、厚めの皮のモチモチ感を楽しんだ後は旨味たっぷりの肉汁と餡を味わいます。好みで餡は選べますが、ポークとニラの餃子が一番人気のようです。手元にある酢と醤油やチリソースなどで好みのディップソースを調合します。調理方法も焼き餃子、蒸し餃子と今回オーダーした湯で餃子を選べます。私はこの皮のモチモチ感を一番楽しめる茹で餃子が好みです。
刀削麺は癖になる弾力性が魅力。
刀削麺とは読んで字のごとく、小麦粉の塊を小刀で削り出して作る麺です。いまは多くの店で提供されている刀削麺は機械で切り出したものですが、この店はいまだに職人が小刀を使って、恐るべき早業で削り出しているのです。当然その仕上がりにはバラつきが出てきます。薄いものから厚いものまで様々ですが、それによって絶妙に食感の違いが生まれます。今回の一品はたっぷりのニンニクと野菜をあっさり醤油味で仕上げた一皿です。麺の削りの薄いものに当たれば軽い食感、厚いものに当たればかなりの弾力性を味わうことができます。
さすがに値段だけは20年前と同じとはいかないですが、相場と比べると驚くほどリーズナブルでコストパフォーマンスの良さは20年前と同じです。
ここまで食べるとさすがに食べ過ぎなので、帰りは少し遠回りして歩いて帰った方がよさそうです。
オーストラリアのキャッシュレス社会からカードレス社会への流れ
オーストラリアはこの20年ですっかり現金社会からカード社会へ変貌を遂げています。そしてすっかり浸透したキャッシュレスの日常ですが、ここ1年ほどで更にその先のスマホで決済をするカードレス化が進んできています。
私の記憶では2000年くらいまではクレジットカードを使いたいと言うと、店のカウンター横に置いてある、インプリントと言うカードの清算機を持ち出してきたものです。カーボンコピー用紙に金額を記入してカードを重ねてスライドさせるとカード情報と手書きの金額が同時に印刷されて、お店とお客さんがそれぞれを保管するという仕組みです。時間がかかる上に面倒なうえに手書きで金額を記入するのでミスも多く、それに海外ではよく詐欺にあう被害もありました。
それから程なくして新しいタイプの機器が登場しました。カードの磁気部分をスライドさせるか、スロットに差し込んでカード内容を読み取るタイプです。これによってスピードが格段に上がった上に重たいインプリントも不要になりました。このタイプのマシーンはクレジットカードだけでなくデビットカードも使えるので、銀行のATM代わりにお金を引き出すことも可能でした。サインをする必要もほとんどなく暗証番号だけで使えたので便利です。このターミナル自体は90年代から存在はしていたのですが、実際に普及してきたのはシドニーオリンピック後の2000年前後からだったはずです。
そしてここ10年で瞬く間に普及しているのが、上部や側面にタップするだけでIC Chipの入ったカードであれば100ドルまでの購入に限り、暗証番号の入力も必要なく瞬時に決済が完了します。100ドル以上の場合は暗証番号を入力する必要がありますが、それでも決済は10秒もかかりません。そしてその派生としてカードを小型化して必要なIC Chip部分だけを取り出して、腕時計につけたり出来るものも出てきています。
更にここ数年でスマホが一気に普及するのと同時に、Google PayやApplePayに代表される決済代行アプリを導入することによってカード自体を持ち歩かなくても、NFC(近距離無線通信規格)を使うことによって決済が出来るようになりました。決済と言えばすっかりこのシステムが定着しています。残念ながら、日本ではかなり普及しているQRコード決済などは全く普及しておらず導入している店もほとんどないようです。
現在ではシドニー近郊のお店は大型店舗から街の個人商店まで、殆どがカード決済を導入しているので、クレジットカードを持ち歩かなくても日常生活に全く支障が出ないほどです。
NSW州政府も積極的にペーパーレス、キャッシュレス、カードレスを推進しているようで、先月からついに待望の免許証の携帯が不要になりました。州政府のアプリの中に自分の情報を入れると自動的に持っているライセンス関係全てが出てくるのです。
日本では会社やサービスによって規格が違ったりするので、端末によって使えるカードが違ったりと不便な面もあるように思います。免許証までスマホでオッケーと言う時代までにはまだまだ時間がかかりそうです。
今やオーストラリアでは財布はなくても問題ありませんが、スマホがないとかなり不便な生活を強いられることになります。保険証、年金管理、病院の履歴、税金管理、そして各種ポイントカードの管理まですべてスマホで済ませます。銀行でさえアプリがあればATMからカードなしで現金を引き出すことも出来るのです。
私も出かけるときはスマホ1つで財布も持ち歩きません。もし破損したり失くしたりしてしまうと大変な事になってしまう事は簡単に予想できますが、この身軽さからはなかなか戻れそうにありません。
多民族都市のシドニーで味わう本格アジア料理
オーストラリアのシドニーは先進国の中でもシンガポールに次いで人口増加率の高い移民国家です。まさに多くの優秀な移民に支えられている国家だという事が出来ます。さまざまな国や地域から異なる文化や習慣を持ち込んだ結果、今ではシドニーに来るだけで世界中のどんな料理でも食べられる高度な食文化が形成されているのです。
美味しいアジア料理はシドニーにあり
シドニーは、数多くの移民によって成り立つ多民族国家であるオーストラリアの中でも一番大きな都市です。日々増え続ける移民に合わせて、その移民の胃袋を満たしてくれるレストランの数と種類も増え続けています。
移民の割合も、宗主国である英国と隣国のニュージーランドを除いた上位には中国、インド、フィリピン、ベトナムからとなっており如何にアジアからの移民が増えているかが分かります。それぞれの地域に移民がある程度集まって居住することによって、自然発生的にその地域が、彼らの出身国タウンとして栄えていくことが多いのです。
そしてその国の出身者たちの生活を満足させるために、雑貨や食材を扱うお店ができ、故郷の味を再現した本格的なレストランも誕生するのです。
シドニー近郊だけでも、チャイナタウン、タイタウン、ベトナムタウン、韓国タウン、イタリアタウン、インドタウンやスリランカタウン、そしてジャパンタウンとまではいきませんが比較的日本人が多く居住し、レストランも多いタウンがあります。そしてそれらは一か所だけではなく、幾つかの場所に分かれて存在しています。
南半球最大のシドニーチャイナタウン
世界中においてチャイナタウンと呼ばれる場所は、ほぼどこにでもあるようです。それだけ中国人の数が多いという事もありますが、彼らの団結力と行動力には脱帽です。シドニーにおいてもその歴史は古く、遠く開拓時代の資料の中にも数多くの中国人の姿を見ることが出来るほどです。
そしてシドニーのチャイナタウンは、オーストラリア最大すなわち南半球最大の規模を誇ります。いまでは中国文化もすっかりオーストリアに受け入れられて、旧正月のお祝いや中秋節のお祝いなども、中国人だけでなく多くの人々に受け入れられています。
そして中華料理と一言では呼べないほど、その内容については細分化されています。北京料理の麺と餃子の専門店で有れば基本的にはそれだけです。そして辛口で有名な四川料理では四川料理のみ、上海料理、広東料理も同様にそれぞれの専門料理しか提供しません。
ですが、それぞれの味やスタイルについては完全に故郷のオリジナルにも勝るとも劣らないレベルの高さです。
シドニーでタイ人の集まる街。それはタイタウン
シドニーの街中から歩いて15分ほどもすると、シドニー最大の列車のターミナル駅であるセントラル駅があります。その西側に広がるのがチャイナタウン、そしてその少し東側にこぢんまりとしたエリアがあるのですが、ここがシドニータイタウンと呼ばれるエリアです。
ここ10年ほどでタイからの移民が増えてきたおかげで、至るところでタイレストランを見かけるようになりました。値段も庶民的なところが多くまた、当たりはずれも少ないように思います。そしていつの間にか、このエリアにタイ人の営むタイレストランや、食材や雑貨を扱う店が増えていき、公私ともに認められる立派なタイタウンとなったのです。
タイ料理はどこで食べてもそれほど大きな外れに当たることはないのですが、特にこのエリアにあるレストランは、お客さんの中心がタイ人なので妥協のない本格的なタイ料理を味わうことが出来ます。
シドニーにまだまだ他にもあるアジア人タウン
シドニー市内から歩いて行けるアジア人タウンだけでも、上記のチャイナタウンとタイタウン以外にコリアンタウン、インドネシアレストランが集まった一角、マレーシア料理の美味しいレストランが数軒集まったエリアなどもあります。
そこで少し電車や車で郊外へ足を延ばすと、イタリアンタウン、ポルトガルタウン、インド人タウン、そして大規模なコリアンタウンやベトナムタウンも一つではなく数か所に見ることが出来ます。そこで電車を降りると、その付近一帯がエスニックな雰囲気に包まれています。通りを行きかう人々は、出身国の言葉を話し店では日用雑貨から食料品に至るまでほぼ全てが賄えるのです。英語を一言も話さなくても生活が成り立つほどです。
われわれ外国人がそこに紛れ込むと多少の違和感はぬぐえませんが、さすがにここはオーストラリアなので英語のメニューも用意されています。また写真が用意されていることも多いので特に問題は感じません。
初めて見る料理名や材料に戸惑いながらも、注文した料理が予想以上に美味しかった時は格別な気分です。シドニーに来たならば、ハンバーガーやフィッシュアンドチップス以外にもぜひとも美味しいアジア料理にも挑戦してみてはいかがでしょうか?
オーストラリアでカフェをするなら人材管理がキーポイント。
オーストラリアのシドニーでカフェを経営していますが、カフェに限らず特に飲食関係のビジネスにおいて人材管理がキーポイントになります。
オーナーとその家族だけで運営が出来るのなら、それほど問題はないかもしれませんが、他人を従業員として雇う場合にはかなり慎重になる必要があります。
ご存じオーストラリアは多民族国家であり、移民国家です。また海外からの留学生やワーキングホリデーで来ている人もいます。なので雇用する場合にも、それぞれの立場や保持するビザの種類などによって大きく雇用形態や就業時間などの細かい規定が異なります。
最低賃金が高いという話は以前もしましたが、オーストラリア人であろうと留学生やワーキングホリデーであろうと一律$19.49(約1560円)となります。これは正社員であろうとパートであろうと基本的には同じです。
ですが、カジュアルという形態になると最低賃金はそこから更に25%も増えて$24.36(約1950円)に跳ね上がります。カジュアルとは週のうちの決まった時間ではなく、不定期に発生する労働に対して当てはまります。雇用が不安定な分高く設定されているのです。
$3.50のコーヒーなら1時間で7杯売り上げて初めて払える計算になります。6人の従業員がいると、1時間で42杯のコーヒーを売り上げないことには、給料すら払えないという計算になります。
日本だとコーヒー1杯の価格は平均で450円として、最低賃金も平均が950円だとしたらいかにオーストラリアの最低賃金が高いか分かると思います。日本なら2杯も売れればほぼ払えるレベルです。
さらに恐ろしいことに、この最低賃金に追加して9.5%の年金基金を企業が負担する必要があります。そうなると7杯では効かず8杯売らないとだめですね。(笑)
現在オーストラリアの最低賃金は、世界でも1,2位を争うほどの高さです。
そして外国人を従業員として雇う場合、保有するビザの種類にも注意が必要です。基本的に学生ビザ保有の場合は週に20時間しか働けません。ワーキングホリデービザの場合は、時間制限は特にありませんが同じ雇用主の下で3か月しか働くことが出来ません。
うちのカフェで今まで働いてくれた人たちの国籍だけでも、オーストラリア、イギリス、フランス、メキシコ、ベルギー、スウェーデン、チリ、ネパール、韓国、日本、タイ、インドネシアと実に様々です。そして国籍や保持するビザの種類にかかわらず、人それぞれ性格も違いますし仕事に対する意欲や目的も違うので、すぐに仕事を覚えて売り上げに貢献してくれる人もいますし、逆にいつまで経っても仕事を覚えずミスばかりして損害を与える人もいます。
いかに良い人を見つけて働いてもらうかという事が経営をしていくうえで一番大事な事であり、かつ一番難しい事でもあると実感しています。
シドニーでお花見と言えば、こちらの初夏の風物詩ジャカランダです。
日本とは季節が真逆のここシドニーはいまが初夏。今の季節は気温が35度を超えたかと思うと、次の日は22度までしか上がらなかったりとなかなか不安定なことも多いです。
さて、日本で花見と言えば初春の「梅」や春の「桜」となりますが、ここシドニーでは何と言っても「ジャカランダ Jacaranda」が初夏の風物詩となっています。
オーストラリアでは日本のように、特に花を見ながら宴会をするといった習慣はありません。恐らく普段から公園に集まって、バーベキューやらパーティーなどを楽しんでいるからでしょう。
初夏の風物詩である、ジャカランダはオーストラリア人にとってはそれ程珍しいものでもなく毎年至ることろで目にする、ごく普通の風景なのかも知れません。
ですが北半球からきた人たちにとっては、この紫色の花を一杯咲かせた大木の並ぶさまはかなり魅力的に映ります。
アジアからの移民が増えてきた昨今、このジャカランダをみられるスポットは結構な人出で賑わっています。
まずシドニーでの花見のお薦めスポットと言えばこちらのMilson Park
こちらはストリートがほぼジャカランダの木で埋まっているので圧巻です。週末には大渋滞が起こるほどです。
そしてなぜか異常に背の高いパームツリーが林立しています。
そしてそのついでに少し足を延ばした所にあるのが、Bradfield Park
ハーバーブリッジの北側の付け根に当たる場所で、ここからの見るシドニーの景色は絶景です。広い公園になっているのでボール遊びや散歩にデートに最適です。電車のMilsons Point駅からも歩いてすぐなのでアクセスも良いです。
あと2週間もすればこのジャカランダのシーズンが終わって、いよいよ本格的な真夏日がやって来ます。今年は特に山火事が多く水不足も深刻ですが、無事に乗り切って行きたいところです。
美味しいコーヒーを飲みたければ、まずは何と言っても豆と焙煎にこだわろう。
以前エスプレッソコーヒーの味を決めるのは・・という記事を書きましたが、エスプレッソと言うのは、実は数あるコーヒーの抽出方法の一つにすぎません。
ここオーストラリアでは店で飲むコーヒーと言うと、エスプレッソマシーンで抽出するのが基本だと言えますが、各家庭で飲む場合はその抽出方法や飲み方はさまざまです。
一般的には
ドリップコーヒー
フレンチプレス
ネスプレッソ
バッグコーヒー
インスタント などがありますね。
エスプレッソコーヒーの味を決めるのは、豆・焙煎・グラインド・タンピング・抽出の5つであると書きました。エスプレッソ以外の抽出方法で飲む場合、特にドリップフレンチプレスで抽出する場合に、最も重要になってくるのは言うまでもなく豆と焙煎です。そして抽出方法に合わせたグラインディング(挽き具合)となります。
強引に魚に例えてみると、種類と鮮度に当たります。魚の種類によって脂の乗りや味の特徴が変わりますし、その鮮度もまた重要です。逆にその二つが良ければ、大体どのように調理しても美味しくなるものです。
コーヒーにも全く同じことが言えます。豆と焙煎にとことん、こだわってみると微妙な味の違いや奥行きの深さを感じることが出来るはずです。そしてその中から好みの1杯も見つかるものです。
とは言え、コーヒーは嗜好品でありその日の気分や健康状態、そして時間帯によってまた飲みたくなる味や種類も異なってくるのが普通です。
私も個人的には、同じエスプレッソでも朝はミルクの入った物を飲んだりしますが、ランチの後は必ずLong Black (ブラックコーヒー)を飲みたくなります。また家で飲む場合は、ドリップコーヒーの方が落ち着きますが面倒な時は、バッグコーヒーやインスタントで済ませる場合もあります。
気まぐれな性格なので、常にいくつかの選択肢を用意をしておかないと落ち着かないのです。
日本に帰国すると最初の数日間は、エスプレッソコーヒーが飲みたくて寂しい思いをするのですが、数日もすると逆に日本に入っている豆の品質の高さと焙煎技術の高さに驚かされることもあります。
日本には美味しいカフェは沢山ありますが、自宅で本当に美味しいコーヒーを自分で入れて飲んでみたい方は以下のお店をお勧めします。
特にROKUMEIコーヒーは産地だけなく農園まで限定しているSingle Originはお勧めです。微妙な味の違いを飲み比べてみるのは楽しいものですね。
青海珈琲のオリジナルブレンドも、コクが深く酸味が少なめで私好みの味でした。
私も全て試したわけではないので、良ければお試し頂いてぜひ感想を教えてください。