ケータリングもマルチカルチャリズム?
シドニーでカフェをやっていますが、店に来てくれるお客さん以外には「ケータリング」の注文が多くあります。
オフィスビルの中にある関係で、同じビル内の会社がメインですが近隣のビルのオフィス、家庭裁判所などもコンスタントにオーダーを入れてくれます。
一口にケータリングと言っても、様々でコーヒーとケーキだけの場合もあれば、サンドイッチなどのフードやプラッターまで数百人分までと言う場合もあります。
そしてここオーストラリアは多民族国家そして多文化国家でもあり、色々な考えや好みを持った人々が住んでいます。
ですのでケータリングのオーダー一つをとっても、個々人の好みが多種多様なのでそれに応えるべく、こちらも準備しておく必要があります。そこに個人の主義主張や宗教観などまで入り込んでくる事もあるので油断はできません。
ケータリングに使うパンの種類だけでも、通常の白いパン、全粒粉パン、ライ麦パン、シード入りのパン、グルテンフリーのパン、バゲット、トルティーヤ、ターキッシュブレッド、そしてクロワッサンなど。
そしてそのパンを使ってサンドイッチを作る場合も、ベジタリアン用、ビーガン用、グルテンフリー用、乳製品不使用、バター、マヨネーズ不使用、卵不使用などなど細かい注文が入る場合も多いです。
また更にコーヒー注文にしても、名前と細かいそれぞれの好みを注文をリストにして送ってくる場合もあります。
その会議ごとにそれぞれの希望をまとめて注文してくる担当者も大変だと思いますが、それを普段の仕事をこなしながら、間違いなく完璧にこなすわがスタッフもかなり大変です。