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オーストラリアの消費税は2000年から10%

10月から日本で消費税がいよいよ10%に上がりましたね。

 

オーストラリアではすっかり10%の消費税に馴染んでいる私ですが、日本に帰国するたびにいつも違和感を感じるのが、その消費税の計上の仕方です。基本的にほとんどが外税なので、例えば8%の時であれば100円のものを購入すると108円を請求されるわけです。クレジットカードの使用があまり普及していないという事もあり、現金払いだと小銭を探したり、受け取ったりするのにかなり面倒に感じますし財布の中も小銭ですぐに一杯になってしまいがちです。

 

逆にオーストラリアは、表示価格はほぼ全てが内税なので計算も楽です。10ドルと表示されていれば10ドルを払うだけで良いのです。実際の内訳は9.09ドルの商品価格に+0.91ドルの税金となるのです。

 

オーストラリアでは、スーパーなどでの日々の買い物では殆ど現金を使うことがなく、カードもしくはスマホを機械にかざすだけで瞬時に清算が終わってしまうので、コインを持ち歩くことはほとんど必要を感じません。

 

なぜ、日本は外税でオーストラリアは内税なのかを推測してみると次のように考えられます。

 

外税は消費者にとっては面倒だが、販売者にとっては税務処理が簡単

 

それは日本の帳簿は未だに手書きで行われている事が多いためだと思われます。外税の場合、手書きであれば100円の物を売れば100円+10円(消費税)と簡単に処理できますが、内税であれば100円の物を売れば90.91円+9.09円(消費税)という処理になってしまうのです。

 

オーストラリアでは通常のビジネスであればPCで処理するので細かい計算をする必要がありません。ですがビジネスをやっている立場からすれば、せっかく頑張って売り上げた中から、のちに税務署にごっそりと取り上げられてしまう感覚があります。

 

同じ10%の消費税であっても、外税と内税では消費者、販売者にとって感じ方は大きく変わってくるものだと思います。

 

果たしてどちらが良いのかは分かりませんが、オーストラリアでビジネスをして日本では消費者である私としては逆の方が良いのにな~と思う次第です。